血液型はABO型だけじゃない!?血液型のディープな世界

血液型と聞くとA型・B型・O型・AB型をイメージすると思いますが、実はRh型というもう1つの大事な情報があります。このRh型は日本では少数な型もありとても貴重。献血では輸血に安全に使うために、ABO型の4種類に加えてRh型も確認することで、より確実に適合する血液を医療現場へ届けられるようになっています。

目次

血液型にもレアなものがある!?

前回は、血液型の“知らなかった世界”をご紹介しました。前回ご紹介した通り、もし体に自分と違う血液が入ると体は異変を感じて反応してしまうので、献血ではいきなり本採血をするのではなく、まず受付や問診のあとに事前検査と呼ばれる少量の採血を行っています。この検査では血液型も分かるのですが、その際に実はレアな血液型も…?血液型について何がどう分かるのか、今回は詳しく見ていきましょう!

▼前回の内容はこちら

あわせて読みたい
ちょっと誰かに言いたくなる血液型のヒミツ 日本では性格診断としておなじみの“血液型占い”ですが、実は世界的にはとても珍しい文化なのをご存知ですか?血液型の違いは、赤血球の表面にある小さな「抗原」によっ...


みなさんお馴染みのABO型!

血液検査で分かる血液型1つ目は、みなさんお馴染みのA型・B型・O型・AB型 の分類です。この血液型どうやって判定しているかご存知ですか?実は献血では、A用(青色)・B用(黄色)の2種類の試薬を血液に混ぜ、反応のパターンで血液型を判定しているんです。

レアな血液型!?Rh型

血液検査で分かる血液型の2つ目はRh型です。少し聞き馴染みがないかと思うのですが、これはABO型からさらに、赤血球の表面にある 「D抗原」 の有無によって Rh+(プラス)/Rh−(マイナス) という2つにさらに分けるものです。ABO型と同様に、もしRh−の人にRh+の血液を輸血すると体が反応してしまう可能性があるので、Rh型の情報もとても大切なんです。

実はRh−は日本ではとても少数派で、なんと全体の0.5%程度!もっと言うと、AB型のRh-は2000人に1人しかいないそうです。

献血において血液型は重要!

献血では、輸血で血液を安全に活用するために、ひとつひとつ丁寧に検査が行われています。身近な存在だった血液型も、こうして知ると少し見え方が変わりますよね。
今後も、献血にまつわる「知らなかった!」を発信していきます。また次回もぜひお楽しみに!

あわせて読みたい 📖

▼献血の意外なメリットはこちら

あわせて読みたい
無料でチェック!血液データでわかるあなたの健康状態 献血をするだけで、血圧や脈拍、肝臓や腎臓の状態、栄養バランス、血液を構成する細胞の状態まで幅広く、現在の健康状態をチェックすることができます。「誰かのため」...

▼私たちの活動が記事になりました!
https://www.excite.co.jp/news/article/Prtimes_2025-08-08-167531-2/#goog_rewarded

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次